「流れ星が見えるのはわずか1秒ほど。願いごとを3回繰り返し唱えることは人類には不可能でした……」──長野県に本拠を置く信濃毎日新聞社は、ペルセウス座流星群の到来に合わせて「流れ星に願いごと絶対届ける機」を自社Webサイトで公開した。
スマートフォンやPCのマイクで願いごとを3回唱える音声を収録し、流れ星に向けて高速再生するWebサービス。例えば「お金持ちになりたい」と3回唱えると約8秒かかるが、サイト内の再生ボタンを押すと0.8秒で高速再生できる(10倍速の場合)。20倍速のボタンもある。
サイト内には「練習機」も用意した。スタートボタンを押すと夜空の映像にランダムで1秒だけ流れ星が流れるため、タイミングを合わせて再生ボタンを押す練習ができる。
信濃毎日新聞社によると、流れ星に願いごと絶対届ける機は同新聞の創刊150周年を記念して企画したという。「このWebサービスの利用を通じて長野県民に夜空を見上げてもらい、あらためて長野県の星空の素晴らしさを感じて誇ってもらう機会になることを願っています」としている。
ペルセウス座流星群は、12月のふたご座流星群、1月のしぶんぎ座流星群とともに三大流星群の1つ。年間でも常に1、2を争う流星数を誇り、条件がよい時に熟練した観測者が見ると1時間あたり80個以上の流星が観測できる。出現期間は8月24日ごろまで。
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