Sansanは8月29日、社員向けの福利厚生として、月経や更年期障害に関するオンライン診療などを提供する法人向けサービス「ルナルナ オフィス」を全社導入すると発表した。「月経困難症や月経前症候群(PMS)への対策を通じ、社員の生産性向上を後押しする」(同社)という。
2022年に社内調査を実施したところ、女性社員の7割近くがPMSによる体調不良やパフォーマンス低下に悩んでいたことから、同年11月に試験導入。希望した社員がオンライン診療サービスやピルの処方を受けたり、健康課題に関するセミナーに参加したりできるようにした。結果「月経を理由にした欠勤が減った」など、女性社員からポジティブな反応が得られたため、9月1日から正式に導入するという。
ルナルナ オフィスは、個人向けの女性用体調管理アプリ「ルナルナ」の法人版。ルナルナを提供するエムティーアイの子会社・LIFEM(東京都新宿区)が提供しており、社員が産婦人科に特化したオンライン診療サービスや薬の処方、女性特有の健康問題に関するセミナーなどを受けられる。Sansan以外にも日本航空やコニカミノルタなどが導入しているという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR