通信事業者で構成する無線LANビジネス推進連絡会と電気通信事業者協会は9月4日、自然災害発生時に開放している無料Wi-Fi(統一SSID)「00000JAPAN」(ファイブゼロジャパン)を大規模通信障害が発生したときにも提供すると発表した。
5月の「大規模災害発生時における公衆無線LANの無料開放に関するガイドライン」改定に伴う措置。運用基準などは自然災害発生時と同様で、無料開放は義務ではなく、障害発生時に各通信事業者が自主的に提供の可否を判断する。
00000JAPANはこれまで「携帯インフラが広範囲に被害を受け、携帯電話やスマートフォンが利用できない状態が長時間継続する恐れがある」かどうかを基準に、地震や水害などの災害が発生した際に開放してきた。
通信業界では2022年7月にauで約81時間に及ぶ大規模通信障害が発生し社会問題化。以降は非常時の事業者間ローミングやデュアルSIMのサービス化など通信業界全体で対策を進めている。
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