2022年7月に起こったKDDIの通信障害をきっかけに、非常時の事業者間ローミングが検討される一方、バックアップ回線の重要性も認識されている。
ここでよく出てくる言葉が「デュアルSIM」だ。
2つの携帯電話事業者と契約し、SIMカードを入れ替えながら使うことも、もちろん可能だが、スマートフォンの「デュアルSIM」機能を利用すると、日頃から2つのSIMを端末内に入れておき、片方に通信障害が起きた場合に、もう片方の通信会社の回線に切り替えて、音声通話やデータ通信を利用できる。
非常時のバックアップ用途以外にも、音声通話料金が安い事業者とデータ通信料金が安い事業者を契約し、同時に利用することで通信料金を安くするといった使い方も可能だ。
改めてデュアルSIMとは何かを整理し、利用時の注意点、課題などをまとめてみたい。
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