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KDDIのデュアルSIMは月額429円から 電話番号は“2つ”、データ通信は最大300kbps

» 2023年03月27日 12時31分 公開
[芹澤隆徳ITmedia]

 KDDIと沖縄セルラーは3月27日、au/UQ mobileの利用者に向け、通信障害や災害が発生して通信しにくい状況になった時、ソフトバンク回線に切り替えて通話や通信が行える「副回線サービス」を発表した。月額基本料金は429円。オプションとして29日から提供を始める。

副回線サービスのイメージ

 副回線利用時はかけ放題サービスなど割引きの対象外となり、国内通話の場合で30秒ごとに22円かかる。国内SMSの送信は1回3.3円。データの送受信は最大300kbpsで月500MBまでと、あくまでも非常用回線という位置付けだ。

 オプションを申し込むと専用のSIM(eSIMかSIMカード)が発行され、新たに電話番号も追加される。「同じ電話番号を使えるほうが(安否確認などの際に)良いのは承知しているが、現時点では技術的に困難だった。今後も技術的課題を含め検討していく」としている。

 2022年7月に起きた大規模通信障害を受け、KDDIは2月2日の決算会見でソフトバンクとのデュアルSIMサービスを提供する考えを明らかにしていた。なおNTTドコモとのデュアルSIMについても「協議中」としている。

副回線サービスの料金表

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