宮城県仙台地方裁判所は9月7日、YouTubeでガイドラインに反してゲーム実況動画を投稿し広告収益を得ていた男性に対し、懲役2年、執行猶予5年、罰金100万円の有罪判決を言い渡した。
男性は、ニトロプラス(東京都中央区)が著作権を持つアドベンチャーゲーム「シュタインズ・ゲート 比翼恋理のだーりん」のゲーム実況動画をYouTubeに投稿。動画にはいわゆる“ネタバレ”になるエンディングまで含まれていた。
他にも、KADOKAWAなどが権利を持つアニメ「シュタインズ・ゲート」や、東宝などが権利を持つ「SPY×FAMILY」なども無断で編集して“ファスト動画”としてYouTubeに投稿していた。
男性は5月に、著作権法違反の疑いで宮城県警察により逮捕。ゲーム実況を巡る初の逮捕者として話題になっていた。
ガイドライン違反ゲーム実況者が逮捕 ADVゲームのエンディングまで公開 ファストアニメ投稿も
「ファスト映画を見て衝撃を受けた」 著作権を知らず“映画愛”の表現を間違えた元投稿者
「早く対処しなければ『漫画村』のような問題に」──東映、KADOKAWAなど13社が「ファスト映画」制作者に損害賠償請求 損害額は20億円と算定
ファスト映画だけでは終わらないファスト問題Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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