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3年を経て別物に SHURE「AONIC 50 GEN 2」のノイキャン性能、飛行機で試してみた小寺信良のIT大作戦(2/4 ページ)

» 2023年09月15日 14時00分 公開
[小寺信良ITmedia]

初代から大幅に変わったノイキャン仕様

 初代とGEN 2では、ハウジングやドライバなどは共通だ。ボタン数も端子数も変わらない。初代はカラーバリエーションとして、ブラック、ブラウン、ホワイトの3タイプがあったが、GEN 2にはカラーバリエーションがなく、ブラックだけとなっている。また同じブラックでも、アーム部やロゴまで完全にブラックとなっており、よりストイックな印象となった。

GEN 2は全面ブラック感が強まった

 ただ、機能的にはだいぶ変わっている。初代には外音取り込みモードがなく、ノイキャンのON・OFFを切り替えるだけだった。またノイキャンも「ノーマル」と「最大」の二択だった。

初代の設定画面

 一方GEN 2では「外音取り込み」が追加され、ノイキャンも「MaxAware」「最大」「標準」「ライト」の4モードとなった。「外音取り込み」と「MaxAware」は似たような機能だが、動作が違う。

GEN 2の設定画面

 「外音取り込み」はそのそもノイズキャンセリングが効いておらず、ヘッドフォンを装着していないのと同様の外音取り込み効果が得られる。一方「MaxAware」は、ノイキャンを効かせつつ、人の声だけを通す。またどれぐらい「通す」のかをスライダーで決める事ができる。

キャンセルモードも4種類に増えた

 ただ本当に人の声だけが通ってくるわけではなく、人の声の帯域全部を通してくるので、ファンノイズなどのホワイトノイズは、その通過帯域部分だけが聞こえてくる。

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