ハイエンドイヤフォンでおなじみのSHUREだが、もともとはワイヤードのライブモニターからスタートしているところもあり、ヘッドフォンのノイズキャンセリングには出遅れた感があった。同社が初めてノイキャン付きヘッドフォン「AONIC 50」をリリースしたのが2020年と、意外に最近である。
「AONIC 50」はスタジオモニター的な要素をふんだんに取り込み、ボディーはガッシリ、音もカッチリといったヘッドフォンだったが、ノイズキャンセリングに関してはアナログ方式であり、同時期の競合製品に比べれば性能的には見劣りしていたところがある。
2022年にはその多くの部分を払拭した「AONIC 40」をリリース。ボディーも小型になり、アーム部が折りたためるようになったことで可搬性が高まったほか、ノイズキャンセリングもデジタル方式に変更された。
そして2023年9月29日に「AONIC 50」の後継機となる「AONIC 50 GEN 2」が発売される。店頭予想価格は5万5000円前後と、初代よりだいぶ値上がりした感があるが、性能的にはほぼ別物となっている。今回は発売に先がけていち早く実機をお借りできたので、初代とGEN2を聴き比べてみたい。
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