ふわふわ食感のおにぎりは、家庭の手作りやコンビニおにぎりとは全く異なった新鮮さがある。しかしギュッと握らない分、やや物足りなさもあった。1つのおにぎりで使うごはんの量も80〜100gと少なめなので、ボリューム感はあまりない。
そこで、調理長に「究極のおにぎり」をさらに美味しくするコツを聞いた。
「白米を使った塩おにぎりよりも、混ぜごはんの方が食べ応えはあると思います。具がしっかりしていればそれほど塩を効かせなくても美味しくなります」(調理長)
実際に、米組のメニュー「本気おにぎり 鮭ハラス焼き」で使っている、北海道産鮭ほぐし身と菜飯の混ぜごはんを「究極のおにぎり」で握ってみたところ、非常に美味しくできた。さらにもうひとつ参考になったのが具材の入れ方だ。
製品マニュアルでは具を入れるときのコツとして、半分のごはんを盛り、具を入れて残りのご飯を入れるように記載されている。しかし、その方法ではなく、米組のおにぎりのように、おにぎりの上、一口目で食べる部分に具材を“置く”のだ。
実際に鮭ハラスを究極のおにぎりの上に乗せて具材から食べてみたところ、美味しさがさらに倍増した。一口目で食べた鮭ハラスの脂が口の中に広がり、そこにふわふわのおにぎりが追いかけてくる。
おにぎりの上に具材が載っているのは、見た目や中の具材を分かりやすくするためと思っていたが、口の中で一体化する感覚は新しい体験だった。
タカラトミーアーツの「究極のおにぎり」は、これまでのギュッと握ったおにぎりとは全く違った食感が楽しめる。かなり緩いため、大判の海苔は必須。海苔で守りながら、おにぎりが崩れゆくその瞬間が楽しめる。またおにぎりケースに入れて握るため、炊きたての熱々ごはんでも握れる。
見た目にはおもちゃのようではあるが、間違いなく、家庭で流行のふわふわおにぎりを手軽に楽しめる。プロの話にあった混ぜごはんの利用や、具材の載せ方も参考にして、試してみてはいかがだろうか。
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