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タカラトミー「究極のおにぎり」を料亭出身の料理人と試したら? さらに美味しくするプロの技に脱帽した知らないと損!?業界最前線(2/4 ページ)

» 2023年09月16日 07時00分 公開

ふわふわおにぎりは、ケースの回転がポイント

 「究極のおにぎり」は、同社が2017年から販売している「究極シリーズ」というキッチントイの1製品。初代「究極のTKG」(たまごかけごはん)や「究極のNTO」(納豆)などに続く第4弾として発売された。実は究極のおにぎりの本体にも「ONG」(おにぎり)の文字が入っている。

 準備は、おにぎりケースの中に炊きたてのごはんをセットして、おにぎりスタンドの上に乗せるだけで完了。あとは正面にあるレバーを倒して、30秒間おにぎりケースを回転させる。おにぎりケースの外側には歯車のようなギザギザがついており、それがおにぎりスタンドの中の歯車と噛み合って回転する。シンプルな仕組みだ。

ごはんを入れたおにぎりケースを、おにぎりスタンドに置いて回転させる。三角形のおにぎりケースが回転する振動で、ごはんがふんわりとまとまる仕組み

 回転を止めたら、おにぎりケースの中のおにぎりを海苔の上にそっと置き、巻き付けたら完成だ。握りがかなり緩いので、海苔を巻くときも崩れないように慎重に行う必要があった。

 通常おにぎりというと、両手でギュッと握って成型する。しかし「究極のおにぎり」ではギュッと握らないことで、ふわふわなおにぎりができる。

 実際に「究極のおにぎり」で作ったおにぎりを食べてみた。気をつけないと手に取っただけで崩れてしまうので優しく持ち、口に運ぶ必要があった。ごはんは固まっていないのでほろっと崩れる。かなり優しいおにぎりだった。

実際に塩むすびを作ってみた。ふわふわで緩いので、すぐに海苔を巻かないと崩れてしまう

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