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センサーを大型化したDJI「OSMO Action 4」の使い勝手は? 便利なマウントは継承荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/4 ページ)

» 2023年09月17日 07時14分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 いつものガスタンクは以前OSMO Action 3で撮影したものと比べると、じゃっかんハイライト部の階調が良くなっている気がする。

撮影風景。操作はタッチパネルで行う
いつものガスタンクを撮ってみた。ハイライト部の階調が良くなってる気がするのだがどうだろう
輝度差が大きな構図で撮ってみた。HDRなしにしてはなかなかいい感じだ

 DJI OSMO Action 4の動画性能は最高で4K/120fps。

 ただこの辺はちょっとややこしくて、最高画像サイズである4Kで4:3(3840×2880ピクセル)のときは最高で60fpsだが、16:9なら120fpsまでいける。

最高の画像サイズが4Kの4:3でこのときは60fpsが最高
1080Pにすれば最高で240fpsまで上げられる

 4Kで撮ったときの写りはこんな感じだ。今回の動画作例はみな1080Pで撮ってるので、4K時の画質を見たい方の参考に。

4Kの4:3で超広角(歪み補正なし)
4Kの4:3で標準(歪み補正あり)

 どれにするかは手ブレ補正との兼ね合いも重要だ。

 Rock Steady、RockSteady+、Horizon Balancing(±45度の範囲で水平ロックしてくれる)、Horizon Steady(360度完全に水平ロック)の4種類あるのだが、水平ロック系は60fps以下の時だけ、さらにHorizon Steadyを使えるのは2.7K以下のサイズとなる。4K時は完全水平ロックはできないのである。

Horizon Balancingは±45度まで水平補正してくれる。このようにカメラを傾けても画像はまっすぐ

 また、手ブレ補正の強度を上げるごとに画角が狭くなっていく。水平ロックで撮りたいときは、45度までの傾き補正でOkなのか、ぐるっと360度補正してほしいのかは要チェックだ。

 面白いので45度までのHorizon Balancingと360度補正するHorizon Steadyで撮り比べ。

前半は360度水平ロック(Horizon Steady)、後半はHoron Barancing(Horizon Steady 45度)。違いがよく分かると思う。画角は狭くなるけど

OSMO Actionの良さはクイックリリースにあり

 何はともあれOSMO Actionの良さはクイックリリースだよなと思うのである。

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