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パナ「G9PROII」は5年ぶり写真メインのハイエンド “手持ちハイレゾ”で1億画素の写真も荻窪圭のデジカメレビュープラス(5/6 ページ)

» 2023年09月27日 18時21分 公開
[荻窪圭ITmedia]

100-400mmも借りたので超望遠撮影に挑戦

新装となった「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm / F4.0-6.3 II ASPH. / POWER O.I.S.」。あらたに2xテレコンに対応した。望遠マクロにも強い

 最後は100-400mmの話。

 新しくなった100-400mmもお借りしたので、ではアオサギを撮ろうと撮影にいったのである。35mm判換算で800mm相当までいける望遠ズームを手持ちで振り回せるのは楽しいのだ。

アオサギの瞳を検出した瞬間。赤い円は手ブレ具合を示すスコープ。望遠時やスローシャッター時に手ブレチェックするのに役立つ

 今回、超高速連写もウリの1つ。なんとAF追従で秒60コマ(AF固定なら秒75コマ)。さらにプリ連写にも対応しており、その時間も0.5秒から2秒まで選べる。

連写モード2が超高速連写用。ここに通常の電子シャッターによる高速連写かプリ連写かなどを選んでセットできる

 さすがに秒60コマまではいらないので、秒20コマでプリ連写0.5秒にして、アオサギが水中の獲物を狙ってクチバシを水にいれる瞬間を待つ。

 プリ連写があるので半押しで待ち、アオサギが捕食しようとした瞬間を肉眼で確認してから全押しすればいいのである。

プリ連写のおかげでクチバシを水面にツッコム瞬間を捉えることができた。残念ながら空振りだったようだけど

 G9PROIIのウリの1つ、速さが生きるのだ。

 この日は残念ながら曇天で、しかもこのレンズはテレ端がF6.3なのでISO感度とシャッタースピードのコントロールに気を使ったけど、なんとか撮れた。

800mm相当になるので池の中島にいるアオサギもここまでアップで撮れる(100-400mm 400mm 1/800秒 F6.3 ISO3200)

 これはなかなか良い。

 さらにもう2枚。

 G9PROIIは「ライブビューコンポジット撮影」機能を持っている。

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