「LEICA DG VARIO-ELMARIT 35-100mm / F2.8 / POWER O.I.S. 」である。35-100mm F2.8のズームレンズはかなり前からあるが、それがLEICAブランドになって新登場である。レンズラインアップをみると、かつて「LUMIX G」ブランドで出ていたレンズのライカ化が進行しているようだ。
35mm換算で70-200mm。マイクロフォーサーズなのでそこまでボケは大きくないけど、その分レンズがコンパクトでとりまわしやすいのがいい。
今回このレンズはいろいろと活躍してくれた。
動物瞳認識でうちの黒猫を撮影。ISO12800まで上げるとちょっとディテールが甘くなるがしっかりと捉えてくれた。動物も人物も、瞳が見えれば瞳に、見えなければ頭部に、それも判別できないときは身体全体を自動的に捉えてくれるのがいい。
この季節の花といえばこれでしょう、ということで彼岸花。彼岸花の赤をキレイに出すにはちょっとマイナスの補正をしてやるといいのだけど、露出補正無しでよい色を出してくれる。
さらに今回は新たなフォトスタイルとして「LEICA モノクローム」が追加された。今までモノクロのフォトスタイルはいくつもあり、今までの「L.モノクローム D」や「L.モノクローム S」の「L」は「LEICA」の「L」じゃなかったんかい、とつっこみたくなるけれども、それらに加えて「LEICA」の名をきっちりと入れたモノクロームスタイルが用意されたのである。ライカとの協業の成果か。
深い黒と白のコントラストが特徴、ということで、これは使わねば、と1枚。
さて、この新しいセンサーを搭載したG9PROIIのISO感度はISO100からISO25600。ちょっとスタートがISO100になり、最高ISO感度も抑えめだ(ちなみに、マイクロフォーサーズ機のもう1つのフラッグシップ機OMDSのOM-1は、ISO102400まで上げられる。それはそれでムチャしてるな、とは思うけど)。
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