ロボットベンチャーのMOVeLOT(東京都墨田区)は9月30日、アニメ「機動警察パトレイバー EZY(イジー)」に登場するロボット「イングラム」の開発を始めると発表した。人が搭乗し、操縦できる機体になるという。
公開時期など詳細は明らかにしていないが、開発の状況はX(旧Twitter)やInstagramの自社アカウントで随時公表する考え。2024年1月からは隔週で配信も行う。
開発中の機体を見学するツアーも計画。参加者はXやInstagramのフォロワーから抽選で選ぶという。「フォワードになれる体験を提供する」としている。
MOVeLOTは、エンターテインメントとして搭乗型ロボットを開発しているスタートアップ。8月に油圧式ロボット「EXA」の操縦を体験できる“パイロット証”(チケット)のクラウドファンディングを始めた他、イベントなどに向けて巨大ロボットを動かせる操縦席型のアトラクション設備「ROBOT BASE UNIT」の貸し出しなどを行っている。
機動警察パトレイバー EZY(PATLABOR EZY)は、2017年に制作発表したシリーズ最新作。HEADGEARの出渕裕さんが監督を務め、24年夏頃の公開を目指して制作中だという。
機動警察パトレイバーは、1988年から展開しているメディアミックス作品。メカデザイナーの出渕裕さん、脚本家の伊藤和典さん、キャラクターデザイナーの高田明美さん、映画監督の押井守さん、漫画家のゆうきまさみさんで発足したHEADGEARが原作を担当し、35年にわたりテレビアニメやまんが連載、映画などを展開してきた。
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