全高8.2mの実物大「98式AVイングラム」を修復して再び立たせたい──「機動警察パトレイバー」の版権を管理するジェンコは12月26日、クラウドファンディングサイト「うぶごえ」で修復プロジェクトを立ち上げると発表した。目標金額は300万円。
実物大の98式AVイングラムは、2014年公開の実写映画「THE NEXT GENERATION パトレイバー」に合わせて製作したもの。北海道から九州の鹿児島まで、各地でデッキアップ(運搬車両からの立ち上げ)イベントを開催して注目を集めた。同年4月に吉祥寺駅前でデッキアップした際はあまりに多くの人が集まってしまったため、本物の警察から中止を要請されたという逸話も残る。
しかしジェンコによるとコロナ禍の3年間は稼働がなく、再びデッキアップを行うにはイングラム本体と運搬車両の修復、車検が必要だという。23年2月に幕張メッセで開催される「ワンダーフェスティバル2023[冬]」では、作中に登場する「第一回幕張国際レイバーショウ」を再現する企画が進行中。そこでデッキアップイベントを実施するのが修復プロジェクトの目標だ。
支援者へのリターンは、金額によって第一回幕張国際レイバーショウのスタッフTシャツやスタッフ証入りパス、両翼1.2mの「グリフォン」立像など。プロジェクトはAll in式で、23年2月6日まで支援を募る。実際のメンテナンス作業はプロジェクトページと公式Twitterアカウントで随時報告する。
「機動警察パトレイバー」は1988年から展開しているクリエイター主導のメディアミックス作品。メカデザイナーの出渕裕さん、脚本家の伊藤和典さん、キャラクターデザイナーの高田明美さん、映画監督の押井守さん、漫画家のゆうきまさみさんの5人で発足したHEADGEARが原作を担当し、OVAや映画、漫画連載などを展開してきた。現在は新作アニメ「PATLABOR EZY」を鋭意制作しているという(公開日は未定)。
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