ワークマンのポンチョをご存じでしょうか。「FieldCore」(フィールドコア)シリーズのアウトドア用品として作られたものですが、今回は節電したい冬のテレワークにも活用できるかもしれない、というお話です。
ポンチョといえばメキシコやペルーなど中南米で着用されている民族衣装です。四角形の布の中央に穴を開け、そこに頭を通して着用するシンプルな造りが特徴。主に外套(がいとう)として使われます。
ワークマンのポンチョはフードこそ付いていますが、造りはオリジナルに近いようです。両サイドのスナップを外して広げると長方形になるのでブランケットとしても活躍します。
このポンチョ、SNSでは「着るこたつ」などと呼ばれているようですが、実物を見ると「着るこたつ布団(敷)」といった趣です。サイズはフリーのみで、適応サイズは身長150〜175cm、バスト79〜107cm。
購入したのは都内の「♯ワークマン女子」。値段は3900円でした。正式名称は「レディース ディアテック ウォームブランケットポンチョ」で、製品のタグにも「WOMEN」(女性用)と書いてありますが華麗にスルー。男子だって冬は寒いですし、多様性が尊重される世の中ですし。
さっそく使ってみます。うれしいのは仕事用のチェアに座った時、ポンチョの裾が膝掛け代わりになること。ブランケットのように、ちょっと動いただけでずり落ちたりしません。なにしろ着ているのですから。
実はこれが、女性用にも関わらず購入しようと考えた理由でした。“着るこたつ布団(敷)改め、着るブランケット”は期待通りの暖かさ。「ウォームビズ」の目安である室温20℃でも問題なく仕事ができそうです。
首元にはファスナーが付いていて、開くと首元に余裕ができます。裏にも布があるので首元を広げても寒くありません。
生地はアウトドア用途を想定したはっ水加工が施されています。例えばコーヒーをこぼしてもすぐには染みこまず、生地の上を玉のようにころがるそうです。
お腹には複数のポケットがあります。中央の1つはファスナー付きで、13インチのMacBook Airもすっぽり入る容量があるので、こっそり仕事部屋におやつを搬入する時などに重宝します。下腹部まで届く深さがあるので、寒さが厳しい時はカイロを入れるのも良いかもしれません。
その左右にも1つずつポケットがあります。実は中でつながっている“なんちゃって”仕様なのですが、実は中の物を左右どちらからでも取り出せるのは便利でした。
例えば、右手でマウスを操りながら左手でスマホを取り出す。左手にコーヒーカップを持っている時は右手でスマホを取り出す。スムーズなマルチタスクが実現します。
別記事でも紹介していますが、テレワーク中の服装は仕事着に近いフォーマルなものか、逆に部屋着のように暖かくルーズなものか、人によって二極化する傾向がありそうです(人によっては上半身と下半身で二極化することも)。そして世の中には「着る毛布」「ダメ着」などのように、ひたすら暖かく、果てしなくルーズな部屋着も存在します。ぶっちゃけ欲しいです。
しかしテレワークはあくまで仕事。いつWeb会議などが入るか分かりません。そんな時に素早く脱げてブランケットに早変わりするポンチョは強い味方になると思います。
ちょっと残念なのは、やはり女性用のため裾が膝までしか届かないことでしょう。男性用の大きめサイズをぜひ。
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