NECは10月5日、政府の共通クラウド基盤「ガバメントクラウド」の運用支援サービスを発表した。旧環境からAWSへの移行や、その後の運用を支援するという。月額料金は80万円からで、初期費用やクラウドの利用料は別途かかる。2024年3月から提供する。
サーバ・ネットワークの構成をコードで記述する「IaC」(Infrastructure as Code)のテンプレートなどを提供して移行を効率化。さらにクラウド環境の各種ログを振り分け、重要なものを自治体などの運用担当者に知らせることで運用を支援する。運用に関する情報をまとめたダッシュボードも用意する他、手順書を基に運用を代行する有料オプションも提供する。
ガバメントクラウドは政府やデジタル庁が主導するデジタル改革の一つ。自治体や政府が使うシステムの基盤を共通化し、データ移行や既存システムの機能拡張、サーバ導入コストの削減を見込むという。基幹業務システムを利用する全ての地方公共団体に対し、原則2025年までにガバメントクラウド上へ移行することも定めている。
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