ITmedia NEWS >

電気シェーバー「5年保証」を実現できた理由 シェア4位の老舗メーカーは何をしたのか?知らないと損!?業界最前線(3/4 ページ)

» 2023年10月28日 07時00分 公開

キワ剃りに便利な「ナローシェーブモード」

 「everedge IZUMI PREMIUM」シリーズの革新性は刃だけではない。例えば、新搭載の「シェービングAI」では毎秒62.5回、ひげの濃さを検知・判断しており、肌の状態に合わせてカットスピードを自動制御する。ひげが濃い場所でもカットスピードが落ちない仕組みだ。

 さらに6枚刃のうち、1つだけが4mmポップアップする「ナローシェーブモード」も搭載。鼻の下や、デザインひげのキワなど、狭い部分をピンポイントで剃りたいときに使える便利な機能だ。

独自機能の1つである、6枚刃の一番奧の刃がポップアップする「ナローシェーブモード」。写真では一番上の刃がポップアップしているのがわかる

 また「6枚密着ピタヘッド」は、前後20度、左右13度可動できるうえ、6枚刃がそれぞれ独立して約3mm上下する。「everedge IZUMI PREMIUM」シリーズではこれらの機能を組み合わせ、肌の凹凸に合わせてヘッドが肌に密着することで、深剃りできるというわけだ。

 実際に「everedge IZUMI PREMIUM」シリーズでひげを剃ってみたが、ヘッドの密着性は非常に高く、フィットしながら剃れた。マクセルイズミの電気シェーバーは従来モデルから深剃りに定評があり、細かなひげもしっかり剃れる印象だった。その代わり肌への当たりがやや強い印象だったが、今回もその印象はあまり変わらない。

実際に充電・交流モデルの「IZF-E863W-K」でひげを剃ってみた。剃り味がいいので肌に優しく当てるだけで十分。ヘッドがしっかり密着する点もポイントだ

 剃り味は強めで、ひげが濃かったり、太かったりするユーザーでもしっかりと剃れるだろう。しかもその剃り味が5年間変わらないというわけだ。

 また、スリムなグリップを採用した新デザインは好印象。充電コネクタとしてUSB Type-C端子を採用しており、充電端子をデジタルガジェットと兼用できるため、出張時も携帯しやすい。ただし付属のACアダプターはUSB Type-Aだった。なおフル充電で約1カ月間充電不要で使える。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.