ロボットの開発から販売までを手掛けるヴイストン(大阪府大阪市)は11月28日、機体の前後に大型液晶ディスプレイを搭載したコミュニケーションロボット「サンドイッチロボ」の試作機を発表した。デジタルサイネージにロボットならではの身振り手振りや音声コミュニケーションを加え、新たな広告媒体を目指す。
全高1.8m。前後の画面表示は個別に制御できる他、ロボットの動作と映像を連動させることも可能。「単純なサイネージ映像にはとどまらない、動きやコミュニケーションを伴った、印象に残る演出が行える」という。
ヴイストンがすでに販売しているロボットの部品を使い、開発期間の短縮と低コスト化を図ったのも特徴。車輪部分は「メカナムローバーG120A」、頭や腕は「Robovie-R4」の部品を使っている。「このまま市販することは想定していないが、製品のカスタマイズ事例にもなる」としている。
サンドイッチロボは、29日から12月2日まで東京ビッグサイトで開催される「2023国際ロボット展」の自社ブース(E7-03)で展示する予定だ。
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