そういえば、明日から12月ですな。インフレで円安とはいえ、これを機にデジタル一眼デビューしたい人も多そうだし、今年はやっとカメラを買って撮影に行くぞ、という雰囲気にもなってるし、ここ1〜2年で魅力的なカメラがいくつも出ていることもあって、どれにするか悩ましいはず。
そこで年末特別企画的に、ボーナスで買う(というテイの)デジタル一眼レビュー向けミラーレス一眼「5選」といってみたい。「初心者向け」「エントリー向け」というジャンルにとらわれず、こういう人にはこれをおすすめしたいなあ、という視点で幅広く選んでみた。初めてだからとっつきやすいものがいい人もいれば、初めてだからこそ、良いものを使いたいという人もいるのだ。
かつてデジタル一眼のランキングには必ず「エントリー向け」と銘打った低価格で小型軽量な製品が入っていた(例えば、キヤノンのEOS Kissだ)が、ここ数年は売れ筋の中心がハイエンド機となり、エントリー向けの買いやすいモデルがぐっと減ってきた。
逆にいえば、そういうカメラを求める層が縮小した(スマートフォンカメラの性能も上がったし、カメラよりスマートフォンを天秤にかけたらまずスマートフォンを買うし)といえるんだが、コロナ禍も一段落し、ちょっと動きが出てきたのだ。
ただ「あれこれ削って安くしました」だけの機種ならおすすめしないが、「これならいいかも」というカメラがあるのである。
キヤノンの「EOS R50」だ。手を抜いてないエントリーモデルといっていいかも。
小さくて軽くて(380g弱)丸っこくて明らかにEOS Kiss後継モデルのR50。
ただ小さく軽くしただけならひかれないけれども、カメラとしてのメカ部分は低コストに抑えつつ(メカシャッターが先幕電子のみとか、ボディ内手ブレ補正がなしとか)、デジタル部分は最新技術を搭載しているのである。
特にありがたいのが被写体検出AFに「自動」モードがあること。人や動物や乗り物を見つけると自動的にフォーカスが合うほか、モニターをタップするとフォーカス対象が切り替わる「AFアシスト機能」も搭載。
自分が撮りたいと思う被写体に自動的にさっと枠が出てそこに合わせてくれると撮っていて気持ちいいし「そうそう、それを撮りたかったのだ」と、機械と気持ちが通じ合う感じになる。そういうのって撮影の楽しさを味わう第一歩として重要だと思うし、スマートフォンとは違うってのを感じさせてくれる。
小さくて軽くて最新技術を味わえるという点でEOS R50は秀逸なのだ。
カメラが賢く良きに計らってくれるならそれに頼りたいって人に特におすすめ。
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