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NTTデータ、カプセルホテルを開設へ 眠りのデータを収集・活用 24年7月オープン

» 2023年12月06日 15時16分 公開
[松浦立樹ITmedia]

 NTTデータは12月6日、2024年7月にカプセルホテルを開業すると発表した。ホテル事業を展開するナインアワーズなどと協業。睡眠の解析に特化したコンセプトで、本人同意のもとで宿泊者の睡眠データを取得する。2027年までに、グローバルで1000万人の睡眠データ(3万床)を、世界最大規模での睡眠データの蓄積・分析サービスの提供を目指す。

カプセルホテル「ナインアワーズ」の人形町店

 同社が保有する商業ビル「アレア品川」の1階に開設。ベッドは70床を用意する。脳波センサーや、深部体温を推計するセンサー、体内リズム(1日のさまざまな時間帯に発生する身体、精神、行動の変化)を可視化できるセンサーなどを設置し、睡眠データの取得・蓄積・解析に取り組む。宿泊者は自身のデータを知ることも可能で、自身にとって最適な睡眠環境を把握できるとしている。

アレア品川」に開設

 希望者にはGoogleのスマートデバイス「Fitbit」を提供し、ホテル外での睡眠データも収集できるサービスを企画中。将来は、睡眠解析データやFitbitデータ、健康診断データなどを統合・解析し、個人ごとに合った睡眠改善プログラムや食の提案をしていきたいという。

 宿泊者自身の同意が取れたデータは、個人情報を削除して食品・飲料・消費財メーカーや、製薬・医療機器メーカーに対しても提供。新規の事業や商品、サービスなどの検証にも利用する。各種データは医療分野での利用も視野に入れており、2030年までに累計売り上げ300億円規模の事業を目指す。

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