米Googleは12月14日(現地時間)、2024年末までにサードパーティCookieを段階的に廃止するという目標に向けて、来年1月4日からChromeブラウザのユーザーの1%で新たなトラッキング保護機能のテストを開始すると発表した。対象はグローバルかつランダムに選ぶとしている。
テスト対象者に選ばれると、Chromeを開くと以下の画像のような通知が表示される。
トラッキング保護機能が有効になると、サードパーティCookieによる追跡が制限されるが、サードパーティCookieがないとWebサイトが正常に動作せず、問題が発生しているとChromeが判断した場合、アドレスバーの右端に目のアイコンが表示され、それをクリック(タップ)することでそのWebサイトのサードパーティCookieを一時的に有効にすることができる。
サードパーティCookieは、主にターゲティング広告表示のために使われているが、ユーザーが気付かないうちに行動履歴を集めてしまいがちということで、2018年くらいからプライバシー問題になっている。
Googleは2019年からサードパーティCookie廃止に取り組んでいるが、代替となる効果的な広告ツールの開発が難航しており、たびたび実現が延期されている。
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