DMM.comは12月18日、同社が運営するコワーキングスペース「DMM.make AKIBA」をクローズすると発表した。同社は閉鎖理由として「昨今の市場の変化に伴うもの」としている。
DMM.make AKIBAは、2014年11月に誕生したモノづくりに特化したコワーキングスペース。製品開発に必要な機材や、技術/ビジネス面など、ハードウェア開発に関するサポートをトータルで提供することで、ハードウェアスタートアップの支援に力を注いできた。
2024年3月29日に新規入会手続きの受け付けを終了し、4月30日で施設全体の利用を停止する。法人化支援オプションを契約されている会員は、退会までに法人登記先を移転するよう案内している。また、1月4日からゲストの招待ルールを緩和。「最後にたくさんの方にお越しいただきたい」としている。
同社は今後、これまでの施設運営で培ってきたノウハウ・ネットワークを生かし、モノづくり特化のコワーキングスペースを開設・運営するコンサルティングや、各種ワークショップ・イベント開催支援などを、企業/自治体/教育機関向けに提供していくという。技術スタッフの募集も引き続き行う。
さらに、スタートアップの支援拠点「Tokyo Innovation Base」(TIB)において、ハードウェアスタートアップの支援を開始する予定としている。
総額5億円の開発用機材を自由に使える“ハードウェア・スタートアップの聖地”「DMM.make AKIBA」誕生
日本のモノづくりを“世界デビュー”させたい――スタートアップ製品の流通、世界展開を支援 「DMM.make SELECTION」始動
自分だけのアイドル誕生? DMMが“卓上ロボットアイドル”「プリメイドAI」発売
DMM、ハードウェア・ベンチャーの国内外流通を支援 「DMM.make Distribution」
ものづくりのクラウドソーシング「DMM.makeクラウドソーシング」開始 まず3Dデータ制作からCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR