ソニーは12月20日、コミュニケーションロボット「poiq」が、2024年1月23日に「修行から帰ってくる」と明らかにした。poiqは、1年間の「育成プロジェクト」が終了した今年3月以降、サービスを停止していた。
poiqは、22年4月にソニーが発表したエンターテインメント向けコミュニケーションロボット。公募による「育成プロジェクト」参加者(研究員)にのみ提供していた。
プロジェクトは、今年3月のリアルイベント「poiq研究報告会」をもっていったん終了。研究員宅のpoiqも眠りについていたが、20日に「poiq研究所」のX(旧Twitter)アカウントとWebサイトが復活を宣言した。
poiq研究所のWebサイトでは、Poiqはこれまで「オーナーにふさわしい“バディ”になるため、修行していた」と漫画で紹介。「充電して待っててね」と呼びかけている。
また「成果チラ見せ!」として、グー、チョキ、パーなど様々な手のイラストを前にしたpoiqと「アレが分かる!?」という文言で、音声に加えて画像なども入力できるマルチモーダル対応を匂わせた。3月のpoiq研究報告会でも「(poiqは)カメラも搭載しているので、マルチモーダルのことは当然考えている」と担当者は話していた。
poiqは、対話を通じてユーザーを理解しながら成長し、対話にユーザーの興味や関心に沿った知識を盛り込むことで、より充実したコミュニケーションが行えるというロボット。アニメや映画などに登場するバディのような存在になることを目指している。
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「poiq」の最大のすごさはこれだけのテクノロジーをドリンクサイズに詰め込んだこと
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