「サンタさん来てくれるかな?」──そんな子供達にサンタさんの現在地を教えてあげるといいかもしれない。世界には「サンタトラッカー」(サンタ追跡)と呼ばれる便利なWebサイトがある。
サンタさんを追跡するサイトといえば、米航空宇宙防衛司令部(NORAD:ノーラッド)が有名だ。その前身であるCONAD(中央防衛航空軍基地)時代を含め、68年もサンタの追跡を続けてきた。
きっかけは1955年、とある子供がサンタにお願いをしようとして、間違って新聞の広告に載っていたCONADのオペレーションセンターに電話をかけたこと。当時オペレーション室の責任者だったハリー・ショップ大佐は、サンタが北極から南に向かっていないかレーダーをチェックするように部下に指示したという。
そんなノーラッドは、毎年この時期にサンタ追跡サイトを公開。クリスマスにまつわる豆知識やゲームなども配信している。
ただし追跡状況がノーラッドのWebサイト上で確認できるのは、日本時間の24日午後6時からだ。気の早い子供達のため、ノーラッドよりも早い時間からサンタさんを追跡しているWebサイトも紹介しておこう。
それは、世界中の航空機の動きをほぼリアルタイムで追跡できる「Flightradar24」(フライトレーダー24)。サンタさんのそりに飛行機がぶつからないように見張っている。
Flightradar24で確認したところ、太平洋を南下するサンタさんのそりが表示されていた(24日午後3時30分現在)。機体番号はサンタクロースの国際共通語と同じ「HOHOHO」(日本では『ほっほっほー』)。検索も可能だ。
ちなみに便名は「SANTA1」、飛行機の型式は「Slrigh」(ソリ)、航空会社は「Merry Christmas」となっている。Flightradar24のWebサイトの他、スマートフォンアプリ(iOS、Android)でも確認できる。
画像を見ると、まるで日本を素通りしているようにも見えるが、ノーラッドによると「ほとんどの国では、サンタが来るのはクリスマスイブの夜9時から真夜中にかけて。ただし、その時に子供達がまだ起きていれば、サンタは先に他の家を回ります。そしてまた後で戻って来るのです。でも、子供達が眠っている時だけです!」という。
今夜は早めに布団に入った方がいい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR