1月1日に石川県能登地方で発生した最大震度7の地震を受け、NTTドコモとソフトバンクは同日、公衆無線LANサービス「00000JAPAN」(ファイブゼロジャパン)として自社Wi-Fiスポットを順次無料開放すると発表した。Wi-Fiに対応したスマートフォンやタブレットがあれば誰でも無料で利用できるが、注意も必要だ。
対象エリアは、石川県、新潟県、富山県、福井県の全域で順次開放する。スマートフォンなどのWi-Fi設定でアクセスポイント「00000JAPAN」を選択すれば利用できる。
00000JAPANは、東日本大震災の教訓をもとに災害発生時の通信手段として整備された統一SSID。携帯キャリアや地方自治体が参画する無線LANビジネス推進連絡会が主導し、仕様やガイドラインを整備した。
ただし緊急時の多くの人が利用できるように無線区間の暗号化や認証処理は行っておらず、同名のSSIDを設定した“なりすまし”も可能。通信内容が第三者に盗聴されるリスクがあることから、緊急時のやむを得ない安否確認や情報収集のみの利用が推奨されている。
NTTドコモはX(旧Twitter)で「クレジットカード情報や個人情報などの重要な情報をやり取りすることはお控えください」としている。
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