神奈川県の公立高校入試のインターネット出願で、「@gmail.com」ドメインのアドレスにシステムからのメールが届かない問題で、県は1月25日、県教育委員会で管理しているメールアドレスを、受験生(高校志願者)が在籍している中学校に提供したと発表した。
対象は、「@gmail.com」のみで登録している受験生623人。提供したメアドは、確実にメールを受信できることを確認済みという。
県の公立高校入試に出願するためには、同システムを利用する必要がある。だが、「@gmail.com」のアドレスを登録している受験生に、システムからのメールが遅延したり、届かなかったりする問題が起きており、出願に支障が出ていた。
県は1月9日に問題を把握し、19日に問題が解消したと発表していたが、出願期間がスタートした24日に問題が再発。26日時点でも「@gmail.com」にメールが届かない問題が続いている。
問題の詳しい原因は明かされていないが、ネット上では、システム構築時の設定や認証・セキュリティ対策が不十分だったことなどにより、システムからのメールが迷惑メールと判断された可能性などが指摘されている。
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