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「Edge」で使ってみないと分からない「Windows Copilot」の進化(2/2 ページ)

» 2024年01月30日 19時45分 公開
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 Chromeの場合、Windows Copilotを起動しても、そこに登場するのは「Copilotにお手伝いできることがいくつかあります」という、いつものWindows Copilotの画面に、履歴や何を元にしているのか分からない質問項目が並びます。なお、ここでは、この連載の著者別インデックスのページを表示しています。

 ところが、同じページをEdgeで表示すると、Windows Copilotの画面が変わるのです。

 一番上に「Microsoft Edgeでページを要約する」という質問が追加されています。これを実行してみます。

同じページをEdgeで表示すると、Windows Copilotの画面が変わる

このページは、以下のような内容を紹介しています。

HUAWEI FreeClip:耳に引っかけるタイプのオープン型ワイヤレスイヤフォン。音漏れが少なく、快適な装着感を実現。

Google Bard:Googleの各サービスと連携する拡張機能。日本語に対応し、旅行のプランニングなどに役立つ。

Looking Glass Go:空間AIディスプレイと呼ばれるクラウドファンディング中の製品。立体的な映像を見ることができる。

Artifact:Instagramの共同創業者が立ち上げたAIがニュースを選んでおすすめするアプリ。使ってみると驚くほどの精度と多様性を持つ。(以下、略)


 そして、EdgeのCopilotでも、テキストの末尾などの処理は若干違いますが、ほぼ同じ回答となります。 

このページの概要は以下の通りです:

HUAWEI FreeClip:耳に引っかけるタイプのオープン型ワイヤレスイヤフォン。音漏れが少なく、高音質で快適な装着感を実現。

Google Bard:Googleの各サービスと連携する拡張機能。日本語に対応し、旅行や趣味などの検索をサポートするAIアシスタント。

Looking Glass Go:国内でクラウドファンディング中の空間AIディスプレイ。3D映像を裸眼で見られるほか、音声やジェスチャーで操作できる。

Artifact:Instagramの共同創業者が立ち上げたAIニュースアプリ。AIがユーザーの興味や嗜好に合わせてニュースを選んでおすすめする。(以下、略)


 生成AIというものを考えれば当たり前のことなのですが、Windows CopilotはそのときにWindowsがやっていること、起動されているアプリによって、おすすめの質問項目が変化します。この方向は、今後もますます強化されていくでしょうし、今はばらばらに動いているように見えるいくつかのMicrosoftのCopilotも随時連携して動くようになっていくでしょう。

 つまり、たまにEdgeを起動してみると、Windows Copilotの進化を一足先に見ることができるかもしれません、というお話でした。

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