日本郵便は1月30日、4月から一部地域で引き受ける「ゆうパック」と速達郵便物などの配達時間を半日から1日遅くすると発表した。ドライバーが不足する、いわゆる「2024年問題」対策として、配達時の負荷軽減を図る。
これまで翌日に届いていたゆうパックは、翌々日に到着となる他、速達郵便物は今までより半日から1日配達に時間がかかるようになる。
例えば都内から北海道(函館)に発送したゆうパックは、これまで翌日の夕方〜夜間に届いていたが、4月以降は翌々日の午前となる。
普通扱いの郵便物などに配達日数の変更はない。
また、ゆうパックの時間指定は従来の7区分から6区分に。「午後8時から9時」という配達時間帯を廃止し、「午後7時から9時」に統合する。
2024年問題は、トラックドライバーの時間外労働時間に上限を設けるなどの法令改正により、運送業界でドライバーが不足するというもの。日本郵便は事前にサービスを見直すことで対応する考えだ。
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