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「ペンタックス」ブランドに戻ったカジュアルなアウトドアカメラ「WG-90」を試す 便利な「顕微鏡モード」も荻窪圭のデジカメレビュープラス(3/5 ページ)

» 2024年02月03日 10時14分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 製品にはレンズ部にかちっとはめて使うマクロスタンドが付属しており、それをつけて平らなところに置くと、ちょうど1cmくらいの距離になるし、余計な光も入らないので薄いものをしっかり撮るのにいいのだ。

 このマクロスタンドは見た目的にもレンズプロテクターっぽい感じでアウトドアぽさが増すので、常時付けちゃっていいかと思う。

 今回の製品写真でも基本的に付けちゃってます。

レンズ部の周りについてるリングがマクロスタンド。普段は付けなくてもいいけど、付けた方がなんかアウトドアカメラっぽい気がする

 で、これを付けて1cmマクロ撮影をするときは周辺の光が入らないので、透過光で撮るケース以外は真っ暗になるけど、そこは内蔵の6つのLEDライトの出番。

マクロ撮影時に活躍するリング状に並んだ6つのLEDライト

 そしてぺたっとくっつけて、1cmマクロAFを指定すればOk。LEDライトの明るさは5段階で調整できる。顕微鏡モードに切り替えて使うのも簡単だ。どちらも自動的にもっとも寄れる34mm相当に自動的にセットされる。

このようにそのまま撮りたいところに置いちゃえばOk

 顕微鏡モードにするとなぜか16:9になるのだけど、こんな感じでディテールまでしっかり撮れる。ライトが周辺部にあった中央までちゃんと光が回らないので明るさにムラができちゃうけど。

旧ドイツマルク紙幣の一部。ガウス曲線があしらわれている(34mm相当 1/60秒 F3.8 ISO1600)

 こちらは透過光で撮った葉脈のマクロ写真だ。

オートピクチャーで1cmマクロモードで陽射しに透かして撮影した葉脈(34mm 1/20秒 F3.8 ISO1600)

 WG-90の特徴は水中でも撮れるタフさとマクロ撮影機能といっていい。

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