ソニーグループは2月13日、超小型人工衛星「EYE(アイ)」を使って一般の人が宇宙から地球などを撮影できるサービス「宇宙撮影体験」の第1回参加者募集を始めた。抽選で30組が体験できる。
応募は2月25日の午後11時59分まで受け付け、当選者には27〜29日の間にメールで告知する。体験期間は3月6日から4月24日まで(画像のダウンリンク期間など含む)。参加は無料だ。
併せてEYEの軌道をシミュレートするWebアプリ「EYEコネクト」がスマートフォンからの操作にも対応した。これまではPCのみだったため「より気軽に宇宙とつながる感覚を味わっていただければと考えている」という。ただし、かなりのデータ伝送が発生するため、Wi-Fi環境での利用を推奨している。
EYEは、JAXAの協力のもとソニーと東京大学が共同開発した超小型人工衛星。ソニー製の高感度フルサイズカメラを搭載し、地上から遠隔操作して、大気のない宇宙空間ならではの静止画や動画を撮影できる。
なお、23年4月と8月に発生した姿勢制御機構の不具合により、構想発表時の想定に比べると画角などに一部制約が生じている(関連記事)。
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