ソニーは1月17日、超小型人工衛星「EYE(アイ)」を使った「宇宙撮影体験」を期間限定で3月に始めると発表した。まず応募者の中から抽選で30組に提供する。
宇宙撮影体験は、同日公開したWebアプリケーション「EYE コネクト」を使ってEYEに撮影指示を送り、宇宙から撮影できるサービス。リアルタイムの操作ではなく、指定した地球の姿や宇宙空間を後日EYEが撮影し、後で画像が手元に届く仕組みだ。
体験者の募集は2月13日に開始する。その後、追加の体験者募集も年内に順次行うとしている。
EYEは、JAXAの協力のもとソニーと東京大学が共同開発した超小型人工衛星。ソニー製の高感度フルサイズカメラを搭載し、地上から遠隔操作して、大気のない宇宙空間ならではの静止画や動画を撮影できる。
なお、23年4月に発生した姿勢制御機能の不具合などにより、構想発表時の想定に比べると画角などに制約が生じている。
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