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3年使うと製品もらえる──「ルンバ」公式サブスクが内容一新 リユース品なら月額980円から

» 2024年02月21日 14時21分 公開
[芹澤隆徳ITmedia]

 アイロボットジャパンは2月21日、ロボット掃除機「ルンバ」の公式サブスク「ロボットスマートプラン+」(ロボスマ)について、いわゆる“期間縛り”や違約金の撤廃を含む大幅アップデートを発表した。継続利用のユーザーには期間に応じて料金を下げ、3年後には所有権が移る仕組みだ。

対象製品は5機種。公式整備済みのリユース品で、新品はオプション扱い

 ロボスマは、アイロボットジャパンが家電サブスクを手がけるレンティオ(東京都品川区)と共同で2019年6月に始めたロボット掃除機の定額レンタルサービス。これまでに25万台が利用され、ユーザーの98%は「今後も続けたい」と評価したという(アイロボット調べ)。

 ただし解約した人やそもそも利用に至らない人も多い。そこで未利用、利用中、解約した人を対象とした1万人規模の市場調査を実施したところ、サービスの複雑さ、経済的負担に対する抵抗感といった課題が浮き彫りとなった。今回のアップデートは、そうした課題を解消するものだという。

 まずサービスをサブスクコースに一本化してシンプルに。最低利用期間(期間縛り)と解約時の違約金は撤廃した。仮に1カ月で解約した場合でも月額料金以外は発生しない(送料無料)。

いわゆる“期間縛り”や違約金を撤廃。継続利用で割引き

 対象製品は「Roomba(ルンバ)J7+」など高い需要が見込めるルンバ3機種と、水拭きロボット「Braava(ブラーバ) jet m6」、ルンバと連携する空気清浄機「Klaara(クラーラ) p7 Pro」に絞り込んだ。

 さらに月額料金を下げるため、公式整備済みのリユース品を活用した。例えばシンプルモデルの「Roomba i2」は月額980円、上位モデル「J7+」は月額2980円。期間中は修理も無料で受けられる。

 ただしユーザー調査では約50%の人が「新品を使いたい」と回答していたため、オプションとして新品も提供する。新品の場合、Roomba i2は月額1480円、上位モデルはJ7+の代わりに「 j9+」を月額4980円で用意する。

リユース品なら月額980円で利用できる「Roomba i2」
下段が新品のラインアップ

 月額料金は、半年ごとに5%ずつ下がり。2年後には上限の20%オフに。さらに1年使い続けると製品の所有権はユーザーに移る。なお、新品の一部機種については、3年間の支払い総額より新品購入した方が安くなる。

 アイロボットジャパンの飯塚太一さん(ダイレクトビジネス部シニアサブスクリプションスペシャリスト)は、「リユース品を活用して月額料金を抑え、さらに継続期間に応じて減額する。これまで以上に“始めやすく、続けやすいサービス”になった」と胸を張った。

月額料金は、半年ごとに5%ずつ下がる(最大20%)

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