当社グループが医療データを目的外に利用し、個人情報保護法に違反した事実は一切ない──ディー・エヌ・エー(DeNA)は2月28日、経済メディア「ダイヤモンド・オンライン」が掲載した記事内容を否定し、配信元のダイヤモンド社に対して法的措置をとると発表した。
ダイヤモンド・オンラインは28日、「【スクープ】DeNAが医療データの「第三者への有償提供」を提供自治体に認める!目的外利用で個人情報保護法違反か」というタイトルの記事を公開した。
これによると、医療データ利活用事業を手掛けるDeNA子会社が自治体から取得した医療データを別の子会社を介して匿名化した上、「製薬会社や保険会社に有償で提供した」と自治体に説明していたという。製薬会社などへの有償提供は自治体とDeNA子会社が結んだ契約には含まれておらず、自治体からも「事前に説明はなかった」との声があったとしている。
同誌は2023年末にも医療データの販売疑惑を報じており、今回報じた自治体への説明が「(DeNAが)有償提供の事実を一転して認めた形」と指摘している。
DeNAはこれに対し、「当社グループは、これらの記事が当社グループの名誉を毀損するものであることから、配信元であるダイヤモンド社と同社関係者に対する法的措置に向けた準備を進めている」としている。同社は23年末にもダイヤモンド・オンラインの記事内容を否定し、2月15日には医療データの利用に関する法令・ガイドラインを順守していると宣言する声明を公開していた。
“ポケモンカード”のスマホアプリ登場 2024年内にリリース 開発はクリーチャーズとDeNA
ダイヤモンド社にランサムウェア攻撃 情報漏えいの可能性は
老舗ソシャゲ「怪盗ロワイヤル」が14周年 なぜここまで続く? DeNAに話を聞いた
これは“AIキャバクラ”なのか!? おしゃべりAI「Cotomo」と話したら“重い彼女”がいる気分に
「そこに無ければ無いですね」も防げる? ダイソーが公式アプリ、店舗在庫をスマホで確認可能にCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR