日本補聴器工業会の調査によると、現在国内で聞こえ方に課題があると自己認識している人は10.0%だった。これを国内人口に換算すると1240万人となる。
サウンドファンでは、そうした聞こえ方に課題を持つ人たちに向けて、ミライスピーカーを届けることを課題としている。そのため販売方法も大きく変わってきているそうだ。
発売当初はオンライン販売が中心だったそうだが、23年に大手家電量販店での販売がスタート。現在では1000店舗以上で販売され、47都道府県すべてで実際に試聴できるようになった。さらにテレビ通販やテレビCMなども積極的に展開している。
「ミライスピーカー・ミニ」の登場により、「ミライスピーカー・ホーム」は店頭在庫のみとなり終売に向かう。そしてもう1つのラインアップとして、「ミライスピーカー・ステレオ」を用意している。ステレオは光デジタル接続に対応しており、臨場感豊かなステレオサウンドが楽しめる点が特徴。23年11月より北米市場でも展開を始めているそうだ。
「今後の目標は、3年以内に累計販売台数を100万台にすることです。そのためにもテレビCMはこれまで以上に有効活用していきたいと考えています。北米はまだ始めたばかりなので、これからですね」(金子さん)
新たに2万円を切る価格で登場した「ミライスピーカー・ミニ」。声の聞き取りやすさはそのままに、より購入しやすくなった。自分での利用はもとより、高齢の両親へのギフトニーズでも注目を集めそうだ。
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