個人情報保護委員会は3月4日、「STOP!名簿流出」の啓発のため、TVアニメ「進撃の巨人」とコラボレーションしたデジタルサイネージによる広告を駅や空港に掲出した。今後は公式Xアカウントなどを通じた情報発信も行い、個人情報保護法に基づく適切な名簿管理を呼びかける。
公開した6種類のポスターは、主人公のエレンら「調査兵団」の面々を個人情報取扱事業者、巨人を名簿を不正に入手する者に見立て、いわゆる「闇バイト」や特殊詐欺に使われないよう、名簿を管理する上での決意や考え方を示した。個人情報保護委員会のWebサイトでも公開している。
個人情報取扱事業者は、企業などに限らない。事業で名簿を利用していれば、自治会や町内会、同窓会、PTA、マンション管理組合といった非営利組織や個人事業主も該当する。
特に3月から4月にかけては進学や就職で人の移動が増え、名簿を扱う機会が増えることから、個人情報保護委員会は「学生や社会人など幅広い層に認知されている『進撃の巨人』とコラボレーションしたポスターなどを通じて、幅広い層への啓発を行う」考えだ。
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