米AI企業Anthropicは3月13日(現地時間)、AIチャット「Claude 3」の“最速かつ最も手頃な”モデルである「Haiku」をリリースしたと発表した。4日にリリースした「Opus」「Sonnet」と同様、claude.aiの有料プランとClaude APIで利用できる。(Sonnetはclaude.aiの無料版でも利用可能。)
同社によると、Haikuは大部分のワークロードで競合製品より3倍高速で、3万2000トークン未満のプロンプトに対して1秒当たり2万1000トークンを処理するという。長文が多い企業のワークロード向けに、入力トークンと出力トークンの比率が1対5になっている。
つまり、業績発表書類、契約書、起訴状などの長文文書の分析に向いており、たとえば400件の最高裁判例を1ドルで処理・分析できるという。
Claude 3の料金は以下のとおり。
米Amazon.comのAWSは同日、APIを通じて主要な基盤モデルを利用できるようにするフルマネージド型サービス「Amazon Bedrock」でClaude 3 Haikuが利用可能になったと発表した。Haikuの企業向け使用例として、カスタマーセンターなどでの顧客とのやり取り、サービス上でのコンテンツモデレーション、物流や在庫管理などからの情報を抽出・解析してコスト削減を検討することなどを挙げた。
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