ここまで歴代のモデルを見てきたが、初号機からすると小型化のスピードが早い印象がある。これは当時出たばかりの集積回路によってもたらされた進化だ。キャノーラ130で採用されていた膨大な数のトランジスタとダイオードは、ICやLSIといった集積回路としてワンチップ化され、小型・軽量だけでなく、乾電池や、小さなソーラーパネルで駆動できる省電力性能も獲得した。
価格もグッと下がり、当時の「最先端ガジェット」は、いつの日かどの家庭にもある「日用品」に移り変わっていったのが見て取れる。
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