ヤマハは4月5日、AIを活用して車室音響を最適化する新技術「Music:AI」を開発したと発表した。2025年の量産開始に向けて開発中のハイエンドアンプに搭載し、国内外の自動車メーカーに販売する予定だ。
AIを活用することで、無数の音響パラメータセットから車種ごとの音響特性に最適化したチューニングを短時間で導き出すことができ、「今まで到達できなかったさらなる音質の追求を実現する」という。
楽曲ごとに最適な音響パラメータも、AIを活用してリアルタイムに最適化。ドライバーは音量を調整する必要もなくなるため、安全運転に貢献できるとしている。
また、ユーザー一人ひとりに最適な音響パラメータを、ユーザーとの対話で提供する機能も備えるという。
「AIだからすごいんでしょ」を超えていけ──ヤマハが異例の“生成AIボカロ”オープンβテストに踏み切ったワケ 仕掛け人の「AI美空ひばり」開発者に聞く
VOCALOIDのヤマハ、AI歌声合成の実証実験スタート 新ソフト公開 ユーザーの声で改善へ
「ボカロはあくまで楽器」 最新「VOCALOID6」にAI採用 人間の再現にこだわりすぎないヤマハの考えCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR