この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「受け入れ先を募集中の掲示板「スラド」、現状を報告。アピリッツが費用を算定中」(2024年4月9日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。
現在受け入れ先を募集中のITマニア向けの掲示板「スラド」が、現状報告のポスト「スラドとOSDNの受け入れ先募集、現在の状況について | スラド」を公開しました。
スラドとオープンソースソフトウェアのホスティングサービス「OSDN.net」は2020年にOSDN社からアピリッツへの事業授受によりアピリッツが運営元となり、その後2023年にアピリッツからOSCHINA(Open Source China:開源中国)に事業譲渡されました。
OSCHINAはその後、スラド編集部にスラド閉鎖の計画を告知したところ。スラド編集部はOSCHINAからスラドを分離して単独での受け入れ先を模索を開始。現在に至っています。
今回示された現状報告によると「現在のところ発表できるような進捗は見られない」とのことで、まだ具体的な話の進展はないとしつつ、現状について「OSCHINAとしてはOSDN取得後の費用だけでも回収したいとのことで、それにはスラドとOSDNのクラウド費用内訳が必要となる。現在はアピリッツに内訳の算定を依頼しているところだ。」と、スラド受け入れ先に提示する費用について算出中としています。
その上で、引き続き応募も受け付けていると、次のように書いています。「ご応募いただいた方には条件が固まり次第アピリッツを通じてご連絡差し上げるが、既に2カ月経過していることもあり、状況が変わっている可能性もある。なお、応募も引き続きosdn_api@appirits.comにて受け付けている。この状態で少し長引く可能性もあるので、スラドの皆さんには気長にお待ちいただければと思う」
ちなみに、このポストには200を超えるコメントが寄せられており、更新終了から2カ月が経過してなお、スラドには根強いファンが一定数いることが示されました。
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