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無料なのに高機能、カメラアプリ「Blackmagic Camera」のAndroid版を見てきた 対応スマホは?

» 2024年05月15日 20時30分 公開
[山川晶之ITmedia]

 豪Blackmagic Designの無料カメラアプリ「Blackmagic Camera」。5月15日から16日にかけて、同社の日本法人が開催する自社イベント「BLACKMAGIC DAY」にて、Android版を展示中だ。もともとは「2024 NAB Show」でお披露目したもので、日本での公開は今回が初という。

Android版「Blackmagic Camera」

 Blackmagic Cameraは、2023年9月に登場したカメラアプリ。iPhone用としてリリースされ、無料でありながらシャッタースピードやISO、フレームレート、ホワイトバランスなどを細かく調整できる他、フォーカスピーキング、ヒストグラム、録音レベル、フレームガイド、3D LUTモニタリング機能などを備える。

S24 Ultraでは、14mm、22mm、61mm、113mmが選択できた

 また、Blackmagic Cloudにも対応。撮影したデータをアプリから直接アップロードでき、離れた場所にいる編集者がすぐに「DaVinci Resolve」で編集を始めることもできる。

「Blackmagic Cloud」で撮影したデータをアップロード可能(アップ済みのファイルにはチェックマークが付いた雲が表示されている)

 展示機はGalaxy(おそらくS24 Ultra)を使用しており、基本的にはiPhone版と同じUIで操作できた。カラースペースはRec.709、BT2020/HLG10、P3 D65、sRGBから選択でき、コーデックはHEVC(H.265)、H.264が選べた。手ブレ補正は「オフ」「Optical」「標準」の3種類。iPhoneにあった「最大」は見当たらなかったが、この辺はスマートフォンに依存する可能性が高いので、展示機の場合としておきたい。縦持ちで横撮影ができる「ステルスモード」も利用できた。

展示機に使用していたのはGalaxy(おそらくS24 Ultra)
カラースペースはRec.709、BT2020/HLG10、P3 D65、sRGB
縦持ちで横撮影ができるステルスモードも利用できた

 同社スタッフによるとGalaxyとPixelから対応予定とのことで、この辺はiPhoneと違い種類が多いAndroidスマートフォンゆえの事情という。なお、どのモデルで利用できるかについては、公開時にWebサイト上で案内予定とのこと。提供日時については未定としているが、遠くないタイミングで提供されそうな印象だった。

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