サイバーエージェントは5月22日までに、同社の新入社員研修で使った資料2つを公開した。内容は「システム運用の基本と戦略」と「オブザーバビリティ研修実践編」。どちらも同社AI事業本部のエンジニア向け研修で使われたものという。
システム運用に関する資料はバックエンドエンジニアを務める新卒入社2年目の社員が作成したもので全92ページに及ぶ。サービスを提供する企業の場合、システム開発がゴールではなく、運用し継続的にサービス提供することこそがゴールであると説明。そのために求められるスキルや基本知識などを解説している。
オブザーバビリティの資料は、22年度新卒入社の社員が作成したもので、全172ページ。ソフトウェアシステムにおけるオブザーバビリティとは「システムがどのような状態になったとしても、それがどんなに斬新で奇抜なものであっても、どれだけ理解し説明できるかを示す尺度」と説明。システムをモニタリングするだけでは検知できない問題などに対処するために必要な方法として、その重要性を説いている。
いずれの資料もスライド共有サービス「Speaker Deck」にて無料で公開している。
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