ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は5月24日、2019年まで販売していたネットワークレコーダー「nasne」について、アフターサービスの終了と、27年7月末で一部機能が使えなくなることを発表した。これを受け、nasneの製造・販売を引き継いだバッファローは同日、自社製nasneに影響ないと告知している。
アフターサービスが終了するのは、SIE製の最後のモデル「CUHJ-15004」(これ以前のモデルは既に終了)。修理を希望するユーザーに対しては、7月25日までにオンラインの修理受付サービスか、プレイステーション カスタマーサポートで申し込むように呼び掛けている。
27年7月末には、PS5やスマートフォンからの録画予約や、ネットワークを介した番組視聴などができなくなる(記事末に詳細)。SIEは、torneで録画した番組について、「バッファロー製のnasneに『お引越しダビング機能』で引っ越して利用するか、『PC TV Plus | Lite』でそのまま利用するか、あるいはPC TV Plus | Liteのダビング機能でPCや他の機器、Blu-ray Disc、DVD、SeeQVault対応機器に引っ越して(ダビングして)利用してほしい」としている。
一方、バッファロー製のnasneでは、今まで通り全ての機能が利用できる。ただし、SIE製のnasneとバッファロー製nasneを組み合わせて複数チューナーとして活用している場合、27年7月末以降は利用できなくなる。
nasneは、SIEが12年から19年まで販売していたネットワークレコーダー。HDDとデジタルチューナーを搭載し、PlayStationシリーズとの連携などで人気を博した。SIEが19年に販売終了を発表すると、バッファローが承継に名乗りを上げ、21年3月に初のバッファロー製nasneが登場した。
SIEが発表した、使えなくなる機能と環境は以下の通り。
1)PS5版アプリ「torne」
2)スマホアプリ「torne mobile」(iOS、Android)
3)PS Vita版アプリ「torne PS Vita」「torne PS Vita TV」
4)naspocket
5)nasne本体機能(アプリ環境問わず)
6)PC TV Plus | Lite(ソニー製)
7)Video & TV SideView(ソニー製)
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