AR(拡張現実)ヘッドセットなどを手掛ける米Magic Leapは5月30日(現地時間)、米Googleと多面的な戦略的技術提携を結んだと発表した。「ユニークで革新的な製品提供によりXRエコシステムの未来を育む」のが目的としている。
Magic Leapのジュリー・ラーソン─グリーンCTO(最高技術責任者)は発表文で「この提携により、われわれの広範な光学に関する技術とGoogleの技術が統合され、開発者エコシステムと顧客向けの没入型体験がさらに進化する」と語った。具体的な計画については触れられていない。
Magic Leapは2011年創業で、Googleなどが出資する非公開企業。2018年にMRメガネ「Magic Leap One」を発表し、注目を集めたが、その後製品が普及することはなかった。
一方のGoogleは、ARのトップや幹部が去り、ここ数年はAIに注力しているようにみられている。
だが、5月のGoogle I/Oで紹介したマルチモーダルなAIアシスタント「Project Astra」のデモ動画で、このアシスタントがARスマートグラスでも利用できることを紹介していた。
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