米半導体大手NVIDIAの時価総額が6月18日、3兆3350億ドルに達し、米Microsoftを抜いて世界首位となった。
NVIDIAは人工知能(AI)向け半導体市場で80%超のシェアを握り、需要が供給を上回る状況となっている。
18日の取引で、NVIDIAの株価は3.5%上昇し、最高値を更新。時価総額は1100億ドル超拡大した。
Microsoftは0.45%下落し、時価総額は3兆3170億ドル、米Appleは1%超安で時価総額は3兆2860億ドルとなった。
NVIDIAの時価総額は今年2月、約9カ月で1兆ドルから2兆ドルに到達。その後3カ月強で3兆ドルに達した。
同社の株価が年初来約3倍増となる一方、Microsoftの上昇率は約19%にとどまっている。
NVIDIAは売買代金でも米株市場で首位となっている。LSEGのデータによると、NVIDIA株の最近の1日平均の売買代金は500億ドルで、S&P総合500種の取引全体の約16%を占める。これに対し、Apple、Microsoft、Teslaはそれぞれ100億ドル程度となっている。
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