発表直後から何かと物議を醸したカメラ、パナソニックの「LUMIX S9」(以下、S9)が、無事発売された。
S9は、四角くて小さくて非常にミニマムでイマドキのフルサイズセンサー機としては価格を抑えたカメラだ。製品サイトのストックフォト騒動はあったものの、S9自体には物議を醸しそうな点があるようには見えない。
ただ、そのコンセプトを追求するあまり、意外なところがそぎ落とされていて、そこにひっかかった人がいたのだ。特にメカシャッターがなく電子シャッターのみであることと、アクセサリシューがコールドシュー(つまり、電気接点がなく、外付けのフラッシュが使えない)なのは私もちょっと驚いた。
外付けのフラッシュが使えないシューに何を付けるんだというと、マイクやLEDライトだろう。ちなみにソニーの「ZV-E1」もメカシャッターはないし、画素数も少ないけど、あれは動画に全振りしたVLOG用カメラという位置付けだった。
S9は動画に振りきった作りではないことや、Sシリーズのユーザーがちょうど「コンパクトな製品も欲しい」と思っていたところに登場したので「期待してたものと違う〜」となったんじゃないかと思ってる。
そんなミニマムなS9はカメラとしてどうなのか。
ちょいと使ってみた。
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