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何かと物議を醸した「LUMIX S9」、触ってみるとイマドキの機能がうれしいフルサイズ機だった荻窪圭のデジカメレビュープラス(7/8 ページ)

» 2024年06月25日 08時14分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 手順はいろいろあるけれども、自分で撮った写真を使うのがわかりやすい。

 アプリを使って写真をダウンロード。そしてギャラリーから写真を選ぶと、スマホにダウンロードしたLUTをその場で当てることができる。

 重要なのはこのアプリの「ツール」。ツールを開くと、ライト・カラー・HSL・トーンカーブ・明暗別色補正など項目が現れる。

LUTを選ぶとスマホ内にあるLUTを当てることができるし、ツールを選ぶと自分でLUTを作ることができる

 ここでトーンカーブをいじったり、色相別の調整をしたりできるのだ。

トーンカーブをいじって少し渋い感じに
色別に色相や彩度、輝度を調整できるのもよし

 ここでLUTを作ったら名前を付けて保存。そして、カメラへ転送すればOkだ。

スマホからカメラにLUTを転送できる。カメラ内のLUTライブラリの空いてる所にいれたり、入れ替えたり

 あとは撮影するときにそのLUTを選ぶべし。

 オリジナルで作る以外にもダウンロードしたLUTをちょっといじって使える。VIVIDやLEICAモノクロームなどフォトスタイルをかけた写真を使ってLUTを作成すると、フォトスタイルごと保存できる。

試しに差が分かりやすいものを、と作ってみたオリジナルのLUT。左はオレンジや赤を強調したもの。右は全体に浅く白っぽくしてみたものだ

 作ってみたけどシーンによって思ったような効果がでなかった、ってのは頻出するだろうから、ちょっとずつアップデートしながら試行錯誤するのが楽しかろうとは思う。

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