Google、オープンな生成AIモデル「Gemma 2」リリース 270億パラメータモデル追加
米GoogleのGoogle DeepMindは6月27日(現地時間)、Google I/Oで予告した、軽量ながらも最先端の性能を持つオープン言語モデル「Gemma 2」を発表した。
2月に発表した「Gemma」は20億パラメータと70億パラメータの2サイズでの展開だったが、Gemma 2は90億パラメータと270億パラメータの2サイズ。
270億パラメータ版は、「そのサイズクラスで最高の性能を発揮し、2倍以上の規模のモデルに匹敵する性能を実現」するという。90億パラメータ版でも、米Metaの「Llama 3」の80億パラメータ版などを上回る性能を示すとしている。
Google Cloud TPU、NVIDIA A100、NVIDIA H100などの上で、完全精度で効率的に推論を実行できるように設計されており、高性能を維持しながらコストを大幅に削減できるという。高性能なゲーミングPCからクラウドベースの環境まで、幅広いハードウェア環境に最適化されている。
Hugging Face Transformers、JAX、PyTorch、TensorFlowなどの主要なAIフレームワークと互換性があり、NVIDIA TensorRT-LLMを使用してNVIDIA製のインフラストラクチャ上でも動作するように最適化されている。
Gemma 2のトレーニングでは、Googleの厳格な内部安全プロセスに則り、事前トレーニングデータのフィルタリング、包括的な指標を用いた厳格なテストと評価を実施することで、潜在的なバイアスやリスクの特定と軽減に努めたという。
Gemma 2の活用例としては、チャットbot、創造的なテキスト生成、自動翻訳、質疑応答システムなどを想定している。
Gemma 2は「Google AI Studio」で利用できる他、KaggleやHugging Face Modelsからモデルの重みをダウンロード可能。また、Vertex AI Model Gardenでも近日中に公開予定だ。
Googleは、26億パラメータのGemma 2モデルも提供する計画だ。また、特定のAIタスクや課題に対応するためのGemmaの専門的なバリエーションも開発していくという。
Gemma 2は、Gemma同様、「商業的に扱いやすい」Gemmaライセンスの下で提供されている。開発者や研究者は、Gemma 2の生成物を共有したり、商業化したりできる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「うるう秒」27年に事実上廃止へ 自転とのずれ「1時間」まで容認 10月に国際会議で採決
-
2
東京の下町や浦安周辺はなぜ揺れやすい? 日本地震工学会の「揺れやすさ」マップが話題
-
3
「まるで奇行種」――とある人型ロボの爆走フォームが話題に 中国のロボット運動会400m走で優勝
-
4
FANZA、成人向けAI創作・公開サービス「FANZAスタジオ」発表 先行体験は8月24日から
-
5
消費者庁、「ダークパターン」規制へ 特商法改正視野に中間取りまとめ案
-
6
将門塚によじ登り動画配信、男性が謝罪 不敬避けてきた場所……国税庁も「たたりの噂」
-
7
目指すは、日本発IPで海外売上20兆円 経産省が新戦略を発表 「ものがたり大国5カ年計画」
-
8
プールにはおしっこが何リットル混じっている? 人工甘味料を基に計測 カナダチームが2017年に調査
-
9
楽天、“攻撃型ドローン”関連報道に「事実と相違ない」 国内販売窓口として導入支援
-
10
「comico」サ終にマンガ家が思う“縦読みマンガ”の弱点と戦略ミス
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR