畳表の原料“い草”の産地として知られる熊本県八代市から「畳スピーカー」が誕生する。八代産畳表認知向上・需要拡大推進協議会は、畳にスピーカーを内蔵した「畳スピーカー TTM-V20」を7月5日から販売すると発表した。価格は24万9800円。
八代産の畳に90mm径のボディソニックスピーカーを4つ内蔵。畳そのものから音と振動が発生するという。外付けアンプの出力は200Wで、Bluetoothを内蔵している。
監修を担当した日本音響研究所の鈴木創所長によると、試行錯誤の末に「低周波による振動を上手く伝えることができるデバイスが完成した」という。「小さいスピーカーでは得られない迫力や、耳障りな高い周波数の音を気にせずにリラックスすることが期待できる」。
八代産畳表認知向上・需要拡大推進協議会は、今後は海外展開も視野に入れ、畳スピーカーを通じて「畳そのものの価値を再発見してもらう」ことを目指すとしている。
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