米Googleの「Googleフォト」の写真と動画を米Appleの「iCloud写真」に直接転送できるようになった。Appleが7月10日(現地時間)、転送方法を説明するヘルプページを公開した。
従来はGoogleフォトのデータを一旦ダウンロードしてからiCloudにアップロードするしかなかったが、「Google Takeout」を使うことで直接転送が可能になった。
利用するにはGoogleとAppleの両方のアカウントを持ち、iCloud Drive、iCloud写真を有効にしておく必要がある。
ほとんどの種類の写真と動画を転送でき、アルバムも同じ名前でアルバムとして残せるが、RAWファイルなどの転送できないコンテンツはiCloud Driveに転送される。また、Googleフォト独自のファイル(モーションフォト、Live Photos、メモリーなど)は転送されない。
転送するにはGoogle Takeoutにアクセスし、画面の案内にそって操作するだけだ。データ量によっては数日かかる可能性もある。
なお、iCloud写真からGoogleフォトへの転送は2021年から可能になっている。Googleが2018年にMicrosoft、Facebook(現Meta)、Twitter(現X)と共に立ち上げたデータ転送プロジェクト「Data Transfer Project」に、Appleが2019年に参加したことで可能になった。
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